2018-06-12 15:30:00

ラクオリア創薬選択的TRPM8遮断薬(アザスピロ誘導体)の米国における特許査定のお知らせ

平成30年6月12日
各位
会社名ラクオリア創薬株式会社
代表者名代表取締役谷直樹
(コード番号:4579)
問合せ先取締役専務執行役員河田喜一郎
(TEL.052-446-6100)


選択的TRPM8遮断薬(アザスピロ誘導体)の
米国における特許査定のお知らせ


当社が創出した選択的TRPM8遮断薬(アザスピロ誘導体)の物質特許(出願番号15/125,615)は、これ
まで米国で審査中でありましたが、本日、特許査定※の連絡を受けましたのでお知らせいたします。


今回特許査定を受けたアザスピロ誘導体は、当社で初めての開示となる選択的TRPM8遮断薬の物質特許
です。今回の特許査定により、米国において当社の知的財産権が強化される事となりました。


当社が創出したTRPM8遮断薬は、神経障害性疼痛の一つである抗がん剤誘発冷アロディニア※のモデル動
物において優れた有効性を示すことが確認されています。さらに、膀胱炎モデル動物において、過活動膀
胱に対しても効果を示すことが明らかとなっています。本化合物は、疼痛領域および泌尿器疾患領域にお
いて未充足の医療ニーズに応える画期的新薬として期待されます。


選択的イオンチャネル遮断薬の創製は、当社の主力プロジェクトのひとつです。今回の選択的TRPM8遮
断薬は、当社の強みであるイオンチャネル活性評価を活かした成果であり、今後も多くの治療用途を有す
るイオンチャネル創薬を進め、知的財産のポートフォリオの強化充実に努めてまいります。


なお、本特許査定により、平成30年12月期(平成30年1月1日~平成30年12月31日)の当社業績への影
響はございません。


以上


<ご参考>
【TRPM8について】
TRPM8は温度感受性イオンチャネルの一つで、28度以下の冷刺激あるいはメントール(ミントの成分)
によって活性化されます。TRPM8の機能に関しては、感覚神経における冷感センサーとしての機能は知ら
れておりますが、その他の機能に関しての報告は極めて少ないのが現状です。当社の所有する選択的な新
規TRPM8遮断薬を用いた研究を進めることでTRPM8の機能やメカニズムがさらに解明され、医薬品の開発に
大きく貢献するものと期待しております。
【抗がん剤誘発冷アロディニアについて】
抗がん剤誘発冷アロディニアは、特定の抗がん剤の使用に伴い生じる感覚異常の副作用であり、通常の
生活における冷刺激(ドアノブや水に触れるなど)を激しい痛みとして感じる症状のことです。抗がん剤
の使用により末梢神経が障害を受けることでこの症状が現れると考えられています。症状が重い場合には
日常の生活に困難をきたし、原因である抗がん剤の減量や使用中止を余儀なくされ、主訴であるがん治療
法の選択肢を狭めることになります。


【特許査定について】
各国特許庁の審査によって「特許権を与える価値がある出願発明である」と判断された場合に示される
評価です。特許査定の後に特許料を納付することによって、登録特許となり、該当する国において特許権
が発生することになります。


情報元:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180612462809.pdf