2018-12-06 11:30:00

塩野義製薬呼吸器感染症治療のための一酸化窒素吸入製剤のインライセンスを前提としたVast社への出資について

2018年12月6日
各位
会社名塩野義製薬株式会社
代表者名代表取締役社長手代木功
(コード番号4507東証第一部)
問合せ先広報部長京川吉正
TEL(06)6209-7885


呼吸器感染症治療のための一酸化窒素吸入製剤の
インライセンスを前提としたVast社への出資について

塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:手代木功、以下「塩野義製薬」
または)VastTherapeuticsInc.本社:米国ノースカロライナ州、
「当社」は、(CEO:NealHunter、
以下「Vast社」に、呼吸器感染症治療のための一酸化窒素吸入製剤のインライセンスを前提にし

た出資について契約を締結しましたので、お知らせいたします。なお、本件は2018年5月9日
に発表した戦略的事業投資の一環です。

Vast社は、一酸化窒素を持続的に放出可能な吸入製剤を創製しており、現在、そのリード化合
物であるBIOC51の非臨床試験が進められています。一酸化窒素は複数の機序により抗菌作用を
示すことが期待されており、BIOC51は非臨床試験において、薬剤耐性菌を含む100種類以上の
菌に対して有効性を示すことが確認されています。また、BIOC51は米国食品医薬品局(FDA)
より、「嚢胞性線維症患者における緑膿菌の慢性肺感染症治療」を適応としてQualifiedInfectious
DiseaseProduct(QIDP)*に指定されています。
*QIDP:重篤で生命を脅かす感染症に対する抗菌薬抗真菌薬に適用され、QIDPの指定により優先審査の対象
になるとともに、最終的にFDAの承認を受けた場合に米国市場における独占期間が5年間延長されます。


このたびの出資により、当社はVast社の株式を一部取得するとともに、BIOC51および後続化
合物を対象とした、将来のインライセンス契約についての優先交渉権を得ます。両社は、今後数ヵ
月で提携内容について合意するとともに、2019年にインライセンスについて交渉する予定です。
Vast社の有する技術ならびにポートフォリオは、当社が感染症治療薬市場の変革に取り組む上で
大きな力になると考えています。

塩野義製薬は「創薬型製薬企業として社会とともに成長し続ける」ことを経営目標として掲げ
た中期経営計画SGS2020の中で、
「世界を感染症の脅威から守る」を当社が取り組むべき社会課
題の一つにあげております。当社は、Vast社との提携を通じ、人々の健康を守るために必要な感
染症治療薬を、世界中の患者さまのもとにいち早くお届けできるよう、引き続き努力してまいり
ます。


以上




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【BIOC51について】
BIOC51は、N-ジアゼニウムジオレート一酸化窒素供与基を結合させた新規のポリグルコサミン
バイオポリマーであり、一酸化窒素を持続的に放出します。BIOC51からは浮遊細菌やバイオ
フィルムを形成した細菌を死滅させるのに十分な一酸化窒素が放出され、吸入器を使用すること
で、乾燥粉末もしくは溶液の状態で肺に届けることが可能です。


【嚢胞性線維症について】
嚢胞性線維症は生命に関わる遺伝性の希少疾患であり、肺内に粘調な粘液が貯留することによ


情報元:https://www.release.tdnet.info/inbs/140120181130443693.pdf